†中二病の思い出:ネットゲーム編そのⅡ‐加速する黒き翼‐†

中二病の症状

前回、†中二病の思い出:ネットゲーム編‐舞う黒き翼‐†で、ゼストというネット(ブラウザ)ゲームをデビューした僕ですが、正直、語ることはそこまでありません。

仮想世界や、ネットゲーム世界を題材にした作品みたいに、劇的な物語が!? 現実世界に何らかの干渉が!?

一切ありません!

 

打ち切り漫画みたいな終わり方しますがよかったら見てください!

†メキメキと力をつける†

以前は夜はチャット生活を繰り返していた僕ですが、†中二病の思い出:インターネット編そのⅧ‐セブンレゾンデートルエンド‐†で手痛い失敗をし、新たな人間関係が億劫になったのもあり、このゼストに出会ってから夜はゼスト生活に切り替わります。

立ち上げの遅いウインドウズ98を駆使し、カリカリと読み込み音をかき鳴らしヴァーチャル世界に飛び込むのです。

ただ、特に特筆すべきデビューもなく、プレイヤーを狩るプレイヤー、通称『PK(プレイヤーキラー)』に狩られては再チャレンジを繰り返し、気づけば中堅ぐらいの力は手に入れました。

因みに名前は、シェイド・E(エレクトリックと読みます)。

これは聖剣伝説にでてくる闇の精霊の名前と、当時好きだった『ブギーポップは笑わないvsイマジネーター』にでてくるキャラクター、スプーキー・E(エレクトリック)からパク……参考にしました。

闇と電気が大好きなんじゃ。

順調にレベルは上がってはいくのですが、プレイ時間も増してくると、マンネリ化し、やることも減ってくるわけです。

まあ、飽きが来る前に一応、僕の基本であることはやりつくしました。

・弟子ムーブ
誰かを見つけて、「弟子にしてください!」という

・女を口説く三枚目
「ちょっとそこのお姉さ~ん」みたいな感じで女性キャラに三枚目ナンパムーブ(もはや恐怖)

・漫画、ブラックキャットに憧れ、女性キャラを姫とよぶ
お前はホストか。

 

と、一通り実績を解除していったのある日のこと……

「そうだ。組織を作ろう」と決心するわけです。

†自分の組織を作りたい†

ファンタジーでおなじみの自分のギルド(同業者による組合のようなもの)です。

当時は、ブラックキャットのクロノス、ハンターハンターの幻影旅団、マフィアンコミュニティなど、組織熱が僕の中では沸騰しすぎて、もう組織結成したくて発狂する日々でした。
もともと新撰組好きだしね!

組織が作りたい。裏で暗躍する危険な集団。絶対的なアウトローであり、闇の理(ことわり)の中に生きる者達……。

そうは思った瞬間、勧誘の日々です。

・まずは掲示板に書く。

新たな騎士団を結成するためにこの場所にて宣言する。

漆黒の刃に身を包み、影の世界にて暗躍する同志を募集する。

今こそ問おう。その刃、我々と共に振るうかどうかを!

と、サイトの掲示板に書き込む。
もう、書いた瞬間、「なんてセンスの塊なんだ……絶対に我が声に呼応して、馳せ参じる数多の戦士たちの凄さが見える……」って心の中で勝ち確してました。

が、結果は0! ところがどっこいこれが現実!

掲示板はどんどん新たな書き込みが増えていき、埋もれていきましたとさ。

・フィールドで出会ったプレイヤーを勧誘。

掲示板募集では0人だったため、とにかくフィールドに行っては、出会ったプレイヤーに率先して声がけしました。

本能的に、掲示板での痛い書き込みがヤベェと思ったのか、誘うときは「こんにちは~。組織を作ったのですが、良かったら入りませんか?」とかなり丁寧な誘い。

断る人ももちろんいましたが、意外にも「いいですよ^^」って人がちょこちょこいました。

やっぱり、足で稼げとはよう言うたもんですね。
そんな地道な努力を重ねていき、最終的に15人ぐらいにはなった気がします。

 

・当時話していたクラスメイト

友人の少ない僕ですが、たまたまオタク仲間みたいなのが一人できまして、ネットの話やゼストの話をしたところ、どうやら彼も父親のPCがあるらしく、ゼストに参戦決定!

まさかのリアル知り合い参戦という予想外の出来事が起きました。

このクラスメイトが中々に優秀な男で、まさかのホームページを作成できるというのです。

皆さん覚えているだろうか? インタネット全盛期に超絶その名を轟かせた無料ホームページ作成サービス『魔法のiらんど』を。
そのマジカルサービスを駆使し、ついにホームページを作成。自分の城です。

しかもチャット機能つき!

びゃああああああ! 胸熱い!

ZESTにもチャットルーム(酒場)はあったのですが、1室しかなく、プレイヤー全員で共有しているため、参加人数が20人ぐらいが話し出します。中々にカオスです。
そんな中に、影に生きる我が組織がいていいはずがありません。
故に、自分のホームページ内にあるチャットルームで話す。

この時は本当に楽しかったです。

もう頭の中では、無数の廃墟の中を根城にし、暗がりの中で団員たちが危険な匂いを放ちながら(悪臭じゃねえぞ)、会合をしているわけです。
武器を研いだり、コインを投げたり、団員通しでピリついたり、そして冷静な俺が、圧倒的な睨みを利かせて場を鎮めたり!

そう幻影旅団みたいに!

うわぁ! 楽しくなるぜぇ!

†遂に結成! ぼくの考えたかっこいい組織†

そしてホームページが作成され、遂に組織は結成されます。

黒羽騎士団

だっさぁ!

こうして、ぼくの考えたかっこいい組織『黒羽騎士団』が舞います。
読み方は『こくうきしだん』です。この字面優先な性格未だに治らないですね。

名前の由来は正直覚えてないのですが、裏の組織なので『黒』は入れたいとして、堕天使的な『羽』も入れたかったのかなぁと。

旅団にしようかなとも思ったのですが、幻影旅団からもろぱくりじゃねえかと思われるのがめちゃくちゃ嫌だったので、FFTの骸騎士団からとりました。

内訳としては……

  • 団長:シェイド・E(ぼく)
  • 副団長:ルシファー(クラスメイト)
  • 戦部隊:鴉(団員)
    ※戦闘だと安易なので、戦部隊みたいな名前にした気がします。
  • 諜報部隊(団員)

部隊だとかかもう騎士でもなんでもねえじゃんって話なのですが、好きな字面を入れた気がします。

こんな感じで最終的には黒羽騎士団も15人以上を超え、結構盛り上がっていました。

で、チャットルームで決起集会なるものをやった気がします。

シェイド・E「今日、裏の世界に暗躍する者たちがこの地へと訪れた。黒羽騎士団にようこそ。歓迎しよう。ここで我が騎士団の目的を言う……それはZESTを裏から支配することだ!」

周りの団員もうぇーい! いくぜー! みたいな盛り上がり。

ただ、少し落ち着いた後に。

団員「どうやって、支配するのですか?」

え、えっと……。

シェイド・E「それはちょっと考え中」

特にどうにもならない次回!

‡当時を振り返る‡

戦闘部隊:鴉が懐かしい! 数十年ぶりに言った気がするわ! よく思い出したな。

これみるともう幻影旅団でもなんでもねえじゃんって僕も思うのですが、幻影旅団って、一応旅団内で、戦闘系か特殊系にわかれているのですよね。なんかそのノリで、黒羽騎士団も戦闘部隊と諜報部隊にわかれた気がします。

あと、諜報部隊には名前ないの?って話なのですが、これは当時も悩んだのですが、結局つけませんでした。
これは、戦闘部隊:鴉のほうが、特殊部隊みたいな立ち位置(ブラックキャットットのクロノナンバーズみたいな)的であり、諜報部隊は下っ端みたいな感じでした。
格差でているやん。もう幻影旅団じゃねえじゃん。

あ、最初に言っておきますが、ここから劇的な展開は起きないです! ただ落ちるだけ! 堕天使モチーフだし、まぁいっか!

‡オマケ:影響を受けた作品‡

当記事で書きました、

ファイナルファンタジータクティクス(FFT)

ファイナルファンタジータクティクス

ファイナルファンタジーでも珍しい、シミュレーションRPG作品。
ただ、めちゃくちゃ人気作品ではあります。

斬新なダークファンタジーであり、システムも洗練され、本当に神作品です。

国家間の問題や貧富の差が題材の社会派ストーリーであり、歴史的描写という視点で展開される。

という物語で、途中から畏怖すべき聖石の力に、欲望や思念が渦巻いてきます。

因みにその中に登場する骸旅団は、貴族に対しテロ行為を行っている革命集団で、元々は『骸騎士団』という平民の義勇兵で結成された騎士団です。

これ、何かに似ていませんか?

新選組ですよ! いやテロ行為しているから、躯騎士団が新選組で、躯旅団が維新志士みたいな感じで、もう二度と美味しいセットです。ご馳走様でした。

HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)

ハンターハンター

色々なハンターが活躍する世界。主人公の少年は偉大なる父親のハンターに憧れ、会いに行くファンタジー作品。

で、その中に出てくる幻影旅団は、その中に登場する盗賊集団。

団員を12本の蜘蛛の脚に見立てた13人で構成され、通り名として「旅団(クモ)」。

結成当初のメンバーは国籍を持たない、人や物が捨てられる流星街出身

入団条件は推薦されるか、現役の旅団を倒すか

団員全員が上位クラスの実力者であり、殺人などの抵抗のない危険人物

団員同志は非常にドライな関係(だったけど最近仲良くみえちゃう)

めっちゃくちゃかっこいいでしょ。
新たなエピソード増えたり、最新刊では主役的な感じでスポットが当たっていたりと、冨樫義博先生もかなり愛着あるのではないかなぁと思っています。

そんな集団を中学生に知っちゃったらもうドはまりもどハマりしちゃうわ!

BLACK CAT(ブラックキャット)

ブラックキャット

秘密結社に所属していた伝説の抹殺者(イレイザー)だった男が、フリーの掃除屋(賞金稼ぎ)として活躍する漫画作品。

いやもうこれは僕の大好きなもののフルコースすぎて頭おかしくなります。

主人公は、もと伝説の抹殺者(イレイザー)、武器は世界最高金属であるオリハルコン製の銃、名はハーディスとかもう合格すぎます。

で、この秘密結社がクロノス。世界経済の3分の1を裏で牛耳る巨大組織。

はい大好きー。

その中の特殊部隊が、時の番人(クロノ・ナンバーズ)で、全員が番号を与えられ、一人一人がオリハルコン製の特殊武器を持っていて、その武器の名も色々な神話をモチーフにしている。

いやもう駄目だ。こんなんハマるなって方が無理ですわ。未だにハーディス欲しいもん。

あと、この作品、個人的に好きなのは特殊能力者達の能力の根っこがバラバラなのが好きなんですよね。

どういうことかというと、敵である道(タオ)使いの能力者達。それと戦うクロノナンバーズは道(タオ)は使わずに自身の武器を使って戦います。
それとは別に、主人公グループには、ナノマシンで変身能力を持つ女子や、未来を見る能力を持つ相棒などいます。

こんだけわかれている作品って珍しくないですか? 大抵は漫画の能力の根っこは敵も味方も一緒だったりします。
そこが凄い好きで、異種格闘技感あるなと当時は喜びながら見ていました。

どうでもいいですが、作者は、後にエロ漫画の金字塔『To LOVEる -とらぶる-』を作った矢吹健太朗先生です。

 

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