†中二病の思い出:幽遊白書編(前)‐ハンカチドラゴン‐†

中二病の症状

前回、無事に新選組ワイルドハーフの呪いから抜け出し、中学に入った僕は一つの作品と出会います。

ア・リ・ガ・ト・ウ・ゴ・ザ・イ・ます!

幽☆遊☆白書

コミックス累計発行部数は5000万部突破した、超人気作品で、今現在でも舞台化、映画化、OVAにもなってもいます。

これに登場する超人気の飛影というキャラクターがいます。

元は魔界でも名を馳せた盗賊。額に第三の眼・邪眼があり、炎の妖術と剣術を使う。
スピードが速く、残像を作ることも可能で、右腕に宿した黒龍を解放した刹那、全てが灰と化す。
その必殺技名は『邪王炎殺黒龍波』。使った反動で右腕に焼けるような痛みがでるが、後に克服し……

飛影を知った瞬間思ったのは、

あ、これは自分かな?

です。

今思うと、ここで人生狂った気もします。否、これは始まりなのだ。

というわけで、中学1年生で飛影になりました。

救急箱から包帯を取り出し、親には「腕が寒い」という新選組だった時から変わらない『寒い』語録で押し切るクソみたいな言い訳で、家や学校中を素早く徘徊し、痛い残像を作っていました。

†やっていた行動†

とにかく壁にもたれかかる。ポッケに手を入れて……。

今思うと、常に壁や体重を預けられそうな場所(机、黒板、電柱)に不安定にくっつく中学1年生。

虫かな?

虫だけならまだしも、時々包帯を見ては、「まだ解放する……時ではない(ボソボソ)」「チッ、抑えきれないか(手が暴走したように指を動かす)」「ザ・フレイム……(封印を解く呪文的なやつ)」と超絶小声で言ってました。
中学1年生だから語彙力ないのがまだ救いですね。

どうでもいいですが、行動が飛影っぽくないのは、『飛影をやりたいが、自分をアニメキャラだと思ってそのままやるのは恥ずかしい』というよくわからない矛盾と葛藤の狭間で悩みながら演じていたからだと思います。

 

 

いや、俺もわからんよ! 当時の俺に聞けよ!

†さらば飛影†

3か月たったある日、違和感を感じるわけです。

やっぱりメジャーはだせぇ。

僕の法則

  • メジャーなもの=ダサい
  • みんなが知らない知識やキャラを好きになりたがる
  • 人と被りたくない

があるのですが、超人気漫画で、超人気キャラである飛影を演じるのは僕には苦痛すぎました。

というわけで、いつものようにオリジナリティを欲しがった結果。

腕にバンダナ装着。

と言っても当時、バンダナというものがいまいちわかってなくて、父親のハンカチを装備で登校。

これを学生服に装備するもんだから、右腕がみっちみっちで超ダサいのは今ではいい思い出。

ただある日、いつものようにバンダナ(ハンカチ)を巻いて登校していると、ふわふわパンダが登場。

※ふわふわパンダについては、新選組編を参照

「なんだ貴様等……俺に近づくな」

ふわパン「なんか腕にハンカチ巻いているけどさwww」

「やはり貴様では理解できな__」

ふわパンプレイボーイって書いてあるけど、どうしたのwwww」

「……!?」

 

結果、ハンカチ捨てました。英語読めなかったんだよ。

ただこの腕にバンダナ信仰は、高校卒業時まで続いていました。

これが入学して、中学1年生、夏の出来事で、惨敗の中、前編は終了です。

後編では、遂に日常生活の中で武器を装備し、妖魔を狩りに行きます。
その男の名は……刃霧影!

お楽しみに!

次→†中二病の思い出:幽遊白書編(後)‐シャドウスナイパー†

‡オマケ:なぜ当記事でバンダナと書いたのか?‡

当記事内で、ハンカチを巻いているのに、バンダナと書くのか?
それは、当時の僕は、ハンカチをバンダナと思っていたからです。

書いていて思い出したのですが、確か、僕が初めて好きになったバンダナキャラは、らんま1/2の響良牙くんなんですよね。

因みにらんま1/2ってのは、高橋留美子先生による漫画作品で、水をかぶると女になってしまう高校生格闘家・早乙女乱馬とその許婚・天道あかねの家族・友人を巻き込んだドタバタ格闘コメディです。

超絶人気作品で、2021年6月時点で単行本の累計発行部数は5500万部を突破し、アニメのリメイク。未だに世代を超えてグッズ化されています。
ヤパパーヤパパーイーシャンテン♪って言えばわかる人はわかりますよね。

この作品、ギャグ色は強いのですが、必殺技の名前や専門用語の語感がすごい好き。

  • 無差別格闘流
  • 火中天津甘栗拳(かちゅうてんしんあまぐりけん)
  • 飛竜昇天破
  • 猛虎高飛車
  • 爆砕点穴(ばくさいてんけつ)
  • 獅子咆哮弾(ししほうこうだん)
  • 八宝大華輪(はっぽうだいかりん)

作品内では、その名前の成り立ちも説明していて、すごく面白い!
当時、めちゃくちゃ好きでした。

話を戻して、そんな響良牙くんかっけぇな僕で、本当は頭にバンダナ巻きたかったけど、バンダナがないわけですよ。
だから父親のハンカチを見つけ、頭に巻くのですが、ハンカチだから布が短すぎて無理やり引っ張ると、

結果ミチミチミチミチミチチミチミチミチミチミチチ!みたいな音が布から発し、巻けずに終了。
なので、当時好きだった飛影の包帯とオリジナリティと、頭に巻けなかった悔しさで、右腕にハンカチを巻くわけですね。

ああ懐かしい!
ああ思い出したくなかった!

でも、安心して! 数年後頭にもバンダナ巻くから! ドクロの!

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