まずは野村斬刀剣の記事を読んで頂きありがとうございます。
この野村斬刀剣を書いているときに思い出したことがあります。
そういえば、小学生の時、もう1つ人格を宿していたな……と。
時系列的に定かではないのですが、たぶん、野村斬刀剣の後だと思います。
そこまで大した話ではないですが、読んで頂けたら幸いです。
では、混沌の世界へ導かれましょう!
ってゆーか、野村斬刀剣って変換しづらいわ!
†ワイルドハーフ†
小学6年生。
武士を廃業してからというもの、心の中にポッカリと空いたような気持になり、気づけば何か、新しい『僕』を探していたような気がします。
暇をつぶすように借りた漫画などをパラパラと捲っていたら、一つの漫画と出会います。
これです。
浅美 裕子先生のワイルドハーフです。
どんな話かというと……
兄と二人暮らしの高校生、岩瀬健人の前に人の言葉を話し、変身できる犬(ワイルドハーフ)がやってきて、色々な事件を解決する。
話が進むごとに、次々とワイルドハーフが現れ、様々な形で人間と関わっていく。
そんな作品です。
当時、動物とファンタジーが好きな僕にはドストライクな作品で、めちゃくちゃハマっていました。
もう、当時は将来レンタルペットショップか探偵をやりたいぐらいでしたね。ああ懐かしい。
ただ、謎なのは、めちゃくちゃかっこいいキャラ達が登場するのですが、僕がハマったのは後半のほうに出てくる『田中吉康』というキャラ。
どういうキャラかというと『自分のことを人間だと思っているワイルドハーフ』で眼鏡をかけた真面目な男の子。
なぜこのキャラに憧れたのかわかりませんが、血なまぐさい幕末の動乱を戦いすぎて、穏やかなものを追い求めたのかもしれません……。
†田中吉康になろう!†
じゃあ、具体的にどういうことをしたかを書きます。
なんだろう。すごい鳥肌が止まらない。
己の奇行を思い出しているせいもあるけど、かっこいいキャラに憧れた行動より、こういうかわいい感じのキャラなどに憧れた奇行を振り返るというのは中々に精神力を使います。
これは肉体ではなく、心を抓む闘い!!
はいじゃあ書きまーす。
野村斬刀剣を読んでくれた人ならわかると思いますが、形から入らないといけないわけですよ。
で、この田中吉康というキャラの特徴が、
- 眼鏡をかけている
- ブレザー
- 垂れた耳
だったりします。
※画像はイメージです
じゃあこれをやらんと意味ないわけです。
まずは眼鏡ですが、これは友達が使わなくなったものを貰いました。
ただ、僕は目がめちゃめちゃいいので、これが凄く辛い(まだ伊達メガネとか気軽に買える時代じゃなかった気がします)
次にブレザー……はないので、襟付きのシャツを首までボタンびっしりつけて、家帰ったら父親のネクタイをつける。
で、最後に、やはり犬らしさをだしたい。
ああ! これすっごく言うのきついわ! 本当に愚か!
まぁまぁまぁまぁ……ちょっと絵をかいてみました。
絵の下手さも相まってなんのこっちゃとなると思いますが、ゆっくりと説明を聞け。
『実は犬です』を出したいんですよ。犬耳っぽさを出したいのですよ。
で、今でこそワックスが主流ですが、僕の時代はハ-ドジェルってのがあったんです。
髪かっぴかぴになって、髪の毛逆立つ感じの。
あれを手になじませ、頭のてっぺん近くの髪の毛を二つ、ギュッ!と二つ掴みですわ。
これで犬耳の完成ですわ。
当時の俺はそう思っていたんだよ!
実際は、細長い髪の塊が二つできるだけで、耳でもなんでもないんだけど、小学生の浅はかな考えよ。
あと、更に言うなら天パだったから、くしゃくしゃの髪の毛に、更に固まったちぢれ毛ができただけっていう。
†人間だからね!†
無事に田中吉康くんが完成したわけで(浅美裕子先生ごめんなさい)ここからは、実戦(小学校)に投入していくわけです。
形は決まったので、次に言動です。
この田中吉康くんの口癖は『人間だからね』です。
彼はワイルドハーフなのですが、自分を人間だと思っているため、人間らしい行動をし、それを他人に言います。
これを見た瞬間……
もうこれだ! これしかねえわ。
と思って、僕も事あるごとに
「人間だからね。人間だからね」
と連呼していました。
お前はもとから人間だ!
なかでも一番気持ちよかったのは、漫画内のエピソードで田中吉康くんが女の子に酷い扱いを受ける場面があります。
その時、友人に「よく怒らなかったね」と聞かれた際、彼は「そりゃあ僕も何度もひっぱたいてやろうと思ったさ。でもしなかったよ。人間だからね!」とセリフを言うシーンがあります。
ああ、これ言いたい。言いたすぎる!
と思っていた時に、学校内で同じシチュエーションになる。しかも、同じように同級生が「よく怒らなかったなお前」と聞く。
キタキタキタキタキタ!
同じように返してやりました。
ぼく「そりゃあ僕も何度も、お尻をひっぱたいてやろうと思ったさ。でもしなかったよ。人間だk__」
同級生「いやそれセクハラだからwww」
ぼく「……」
そうです。大事な場面でセリフを間違えたのです。
何故かお尻を追加してしまったのです。
たぶん、セリフが長いのと、力みすぎて、『ひっぱたく=お尻ペンペン』と脳内でバグりながらセリフを言って結果、あのようなザマになったのでしょう。
ただ野村斬刀剣の時と違って、別にこの恥が辞める理由にはならなかったです。
†やめた理由†
とにかくつらかった! 眼鏡が辛かった!
あと、田中吉康くんは犬なので、人間に変身しても体毛を隠すために、夏でも長袖だったりします。
これも辛かった!
ぼくが着ていたシャツは、生地の厚い冬用だったので、これを夏に着るのは辛かった!
汗だっくだくでジェルが中途半端に溶けて、天パがグチャグチャになってた!
勉強もできるキャラだったけど、勉強も好きじゃなかった!
これは俺じゃねえ! もうやめる!
ってなってやめました。
別に作品自体はは嫌いになっていません。最後まで読破しました。
今でもワイルドハーフを見るとあの頃のようなノスタルジーを感じてしまいます。
また久しぶりに読み直してみます。
ではさよならなのだ!
‡オマケ:当時を振り返る‡
中二病的思い込みってほどでもないのですが、ちょっと思ったことを話します。
子供の時動物が好きでした。小学3年生の時に『動物のお医者さん』という作品が大好きで、今でも好きな作品の一つだったりします。
※初めて買った漫画だったりします。
その主人公のハムテルに憧れ、それっぽいセリフを言っていたのですが、これに関してはすぐにやめました。
その動物好きだった土台があったからのワイルドハーフなのかもしれません。
ただ、その動物好き漫画キャラの系譜はそこで途絶えた気がします。
が、なにか思い出すかもしれないので、一応ここに記録を残しておきます。
他にも、小学校3年生の時、休み時間中だけですが、『自分をパトレイバーのイングラムだと思っていた』時期も一瞬ありました。
イングラムに乗っているじゃなくて、イングラムそのものだと思っていました。
この話はどこにも繋がらないです。
ただ、機動警察パトレイバーの主人公『泉 野明』がめちゃくちゃ好きで、暫く、ショートカット信仰が続き、中学の時、ラブひなの前原しのぶが好きでたまらない男になるという伏線はあります。
こうやって書いていると、本当に自分なのか?と疑いたくなります。
記憶も朧気ですし、間違っている部分もあれば、勝手に改ざんしている部分もありそうです。
なのでこれはフィクションとして楽しんでください! 他で言っていることとズレているかもしれません!
フィクションであってほしい!
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