†中二病の思い出:幽遊白書編(後)‐シャドウスナイパー†

中二病の症状

好きな女性のタイプは幽遊白書の雪菜です。
特に、桑原と雪奈が出てくるシーンは、お互いの人のよさが際立ち癒されます。魔性使いチームでの吏将VS桑原のラストは本当に好きです。

†龍と会話する†

話を戻して、飛影に(自分勝手に)限界を感じた僕はオリジナリティを求めるようになりました。

その一つが、龍と会話です。
脳内に本人にしか会話できない想像上の友人である龍を作り出し、脳内で会話するという手法です。
言うなればイマジナリードラゴンです。

ただ、僕は本気で脳内に龍を宿していると思っていたのです。

設定としては、名前は龍。

いやそのままやないかい!って思ったのですが、名前をつけることはダセェと考えていました。
『絶対的な力を持つ存在が、名前を持つこと自体が愚か』みたいな設定です。

で、会話(脳内)

ケース①
ぼく「学校めんどいなぁ」

「そうだな。辛いな」

ケース②
ぼく「めちゃくちゃ眠い」

「そうだな」

ケース③
ぼく「同級生にからかわれた」

「そうだな」

イエスマンならぬイエスドラゴン

物語に出てくるドラゴンのような厳格な喋り方をしたかったのでしょうね。
でも、子供だったため、語彙力もなかったのです。

そしてやってわかったこと。

めちゃくちゃつまんねぇ!

当たり前ですが、自分と自分の会話なので、レスポンスも予想できます、何より龍のキャラが落とし込めてないから、ゴミみたいなAIと会話している気分です。

というわけで、この龍との会話できる僕は自然に霧散していきます。

†俺は妖怪退治を生業とする専門家†

色々、小学6年生から、この中学1年生の前期まで中二病キメさせて頂いて思ったのは、『明確な目標が欲しい』ということです。

野村斬刀剣、飛影、龍と会話などやってきましたが、ただ徘徊して完結しているだけでした。
いや、目標ってなによって話ですが、『敵』です。

そうだこの札幌市に蔓延る妖怪と戦おう。

武器が必要だ。十手のキーホルダー(15センチ)があったはずだ。これを装備するんだ。

妖怪を探知するアイテムが必要だ。父親が買ってきてくれた『魔界のドラゴン夜光剣キーホルダー』を手に巻き付けダウンジングするのだ

遠距離武器が必要だ。念を込めたサイコロ(15個以上)を学ランのポケットに入れよう。

不意を衝く武器として、煙玉と音が鳴る癇癪玉が必要だ。学ランの内ポケットに装備だ。

よし……これで学校に行くぞ!

はい。馬鹿野郎の誕生です。

どこから解説すればいいのかわからんのですが、十手のキーホルダーは、父親が買ってきたお土産を、ヨドバシカ〇ラのスプレーで漆黒に染め、腰のベルトに装備していました。

なんで妖怪かっていうと、やはり幽遊白書の影響で、それに加え、自分にも闇の力があったから(と思い込んでいたから)です。
多分、この時期から遊戯王みたいなダークヒーロー系のキャラクターが増えてきた影響ですね。

で、何故サイコロかっていうと、幽遊白書で刃霧要(はぎりかなめ)ってキャラクターが登場するんですよね。これがめちゃくちゃ自分に突き刺さります。

  • クール、イケメン
  • 能力名がスナイパー。念を込めた物を弾くと弾丸のような速さで相手に飛んでいく
  • バイク乗れる。銃撃てる
  • メジャーじゃない
  • 名前もかっこいい

君、合格! もうこれしかいない! あ、これ僕のだから!

ということで僕は刃霧要になりました。

ただ、僕の法則である、そのままパクる=ダセェという制約があるため、結果出来上がったのが、

刃霧影(はぎりかげ) 爆誕!

闇とかも好きだけど影もすごく好きなんよ。

†活動内容†

毎度毎度、設定までは耐えられるけど、活動内容は本当に心えぐられますね! はい。

とりあえず、さっき説明した十手キーホルダー癇癪玉煙玉サイコロ男で登校。
魔界のドラゴン夜光剣キーホルダーはからかわれるので外す。一応、学校では戦闘しないし(でも学校とかで戦うの憧れたりもする)

特に学校では何をするわけでもなく、窓の外を見つめ、「やれやれ、人間の生活をして登校か。勘弁してくれよ(ボソボソ)」「穏やかじゃない夕日だな……(ボソボソ)」「そろそろコイツ(サイコロ)の手入れもしないとな。武器の性能が落ちてしまう(ボソボソ)」などと供述しており……。

サイコロの性能ってなんだよ!

自分ことじゃんって思うかもしれませんが、こうでもせんと自我を保てません。

放課後からが本番で、下校時「さて始めるか……ゲットセットレディ?と何かを決意したように歩く。
そして何もせず、家帰ってアニメをひたすら見る。

何も決してはなかった。

ただ、自分の部屋では、ひたすらサイコロを指(デコピン)で弾く練習。

これが痛ってぇんだ! 爪がバチコン言ってサイコロにぶつかるのよ。

休日は、十手キーホルダーを腰に差し、妖怪を探す旅。
これも痛ってぇんだ! 腰に十手が食い込むのよ。

癇癪玉も使わないし、煙玉なんて街中で使えないし。

そんな中で半年活動してわかったこと。

妖怪はいなかった……。

いやそれどころじゃなく。ヒロインも一緒に戦う仲間も師匠もいなかった。
街を歩けば何かしらのイベントが起きて、誰かが自分をどこかに連れてってくれると信じていた。
でもいなかった。

だからもうやめよう。

というわけで刃霧影は無事廃業しました。

そして、このくだらない中二病から卒業……していません!

ここから人と絡みたいという欲求が芽生え始めます。
そして恋もします。いらん思春期!

番外編→†中学生時代番外編ートゥーディメンションズラブロマンス†

【‡オマケ:当時を振り返る‡】

記憶の思い出す限り、影響を受けた出来事などを掘り起こします。
記憶違いがあったらごめんね!

・龍と会話する

これは、サイバーフォーミュラーのアスラーダ、ナイトライダー、寄生獣、魔女の宅急便などの作品である『主人公と会話する異形の相棒(?)な立ち位置』がある関係に憧れてそういうのをやった気がします。
なんだろう。この時期は寂しかったのかもしれません。
野村斬刀剣の時はそこまで注目を浴びたいとは思わなかったのですが、中学生ぐらいから『自分が特別でありたい&思われたい』欲求が爆発します。
いや、それが中二病なんだろうな!

・刃霧影

さっきも説明したように、モデルは幽遊白書の刃霧要なのですが、本編ではそこまでサイコロ使ってないです。
多分、ゲームの影響だったと思います。

刃霧要は今でも好きなキャラクターですね。
スピンオフ作ってほしいです!

あと、『ガンバの冒険』でイカサマっていうアウトローの博打打ちの鼠が、サイコロを常に忍ばせているのですが、サイコロ好きはその影響もあった気がします。

・煙玉と癇癪玉

これ思い出したけど、烈火の炎です。

忍者好きで炎を生みだす不思議な力を持っていた花菱烈火と現代に生きる忍達の戦いを描く話。2013年6月時点で累計発行部数は2500万部を記録。

主人公の花菱烈火が火薬などを用いて戦っていたので、その影響で自分も持ち歩いていたんですよね。

あと、野村斬刀剣の後に芽生えたのは、「侍より忍者かっけぇ!」です。
花菱烈火が忍者の話なのもあって、当時から忍者好きだった自分にはメガヒットしたわけです。

因みに調べたら煙玉はまだありましたが、癇癪玉は規制かなにかで販売がストップされていました。
昔は30円ぐらいで買えたのですけどね。

お買い求めしたい人がいたら夏の思い出にこちら↓
煙玉

・魔界のドラゴン夜光剣キーホルダー

魔界のドラゴン夜光剣キーホルダー

これ説明する必要はありませんね。誰しも憧れます。
凄い好きだったのですが思春期になっても親とかが「これ、買わないのwww好きだったじゃんwww」とか戯言言ってくるので、こっそり買うようにしていました。

指にまくのはハンターハンターのクラピカの影響…ではなかった気がします。
単純に右手に何かをまいたり、装備したりするの好きでした。

眼に特別な力が宿るより、手に宿るほうが好みだったのです。

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