†中二病の思い出:ネットゲーム編‐舞う黒き翼‐†

中二病の症状

ネットゲームをご存じだろうか?
昔は選ばれしスペックの(パソコンの)高い民のみの遊びでしたが、今では、身近になってきましたね。
ソシャゲなんてものもあるぐらいですし。

今回は、ネットゲームにハマった僕の中二病的奇行を生地として書きますので、ごゆっくりお楽しみくださいませ。

騎士団を作り、人を集め、そして崩壊した愚かな記憶を今、開示しよう……。

あ、因みにこれは中学3年生ごろの話です。
チャットの人間関係に(勝手に)疲れた時、偶然このゲームと出会い、新たに戦いの場を移し、漆黒の翼で舞うわけなのです。

†ウルティマオンライン†

そもそも皆さんMMORPGというのはご存じですか?

僕もよくわかっていないのですが、大規模多人数同時参加型オンラインRPGのことらしく、今でこそ当たり前の『ネトゲ』的なものです。

で、当時は今みたいにゴロゴロあったわけではなかったのですし、情報も出回ってなかったのです。

ただ、僕は一つのゲームに目を付けます。

『ウルティマオンライン』です。

ウルティマオンラインとはMMORPGとしては最初の成功例であり、完成度が高いゲームらしいです。
僕はこのゲームを入手……したわけではなく、解説本を古本屋で入手し、毎日ガンギマリで読んでいました。

「結婚のシステムいいなぁ」、「自分だけの家かぁ」、「え? ドラゴンを仲間にできるの?」

食い入るように解説本を見ては妄想にふけっていました。

結果……。

買いませんでした!

はい! 買いませんでした!

当時の僕にはどうやって買えばいいか、どうやってゲームをプレイすればいいか全くわからなかったのですよ。

†ゼスト†

ただどうしてもネットゲームがやりたかった!
自分の組織を作り、王となりたかった! ハンターハンターの幻影旅団のクロロ・ルシルフルになりたかった!

そこで出会ったのがブラウザゲームです。

ブラウザゲームとはインターネットに接続できる環境であれば、ゲームソフトをダウンロードやインストールしなくても遊べる、ネット初心者には救世主のようなゲームです。

こういったブラウザゲームはたいていは簡単なアクション。または選択肢などのノベルゲーム。
もしくは、バトルロワイアルものが流行っていたので、『名前を入力すると、誰かと勝手に戦ってしまう(文章上で)サドンデス』みたいな謎のゲームもありました。

そんな中見つけたのです! RPGを! しかも大規模多人数同時参加型! こりゃもろたで!

本当に嬉しかったです。大航海時代に新大陸を発見した人たちの感動ってこういう気持ちなのかもしれませんね。

そのサイト名がZEST(ゼスト)

僕が半年ほどやりこんだもので、今回の青春の舞台です。

ZESTの説明をしたいのですが、まず最初に言っておくことがあります。

このサイト名がZESTであっているか記憶が定かでありません。
というのもググっても全然でてこないからです。
なので、何十年も前の当時の記憶を思い出しながら、画像などを再現していきますが、もし詳しい方いたら教えてください。

というわけでゼストとは!

・ドット絵で構成されるブラウザゲーム

フィールドのすべてがドット絵で構成されているゲーム。ファミコンのような世界をネットで再現されたかのような世界ですね。

・ダンジョンは4つの場所で構成されている(PK禁止区域)

  • ナルシェの海(PK禁止区域)
  • 獣が原
  • ゾゾ山
  • ダリルの墓

と詳しい方ならわかると思いますが、全てFF6ですが、スクエアとは一切関係ございません!

そして、この4つのフィールドをクリアすると5番目の魔大陸が出現し、そこのボスを倒すとゲームクリアとなります。

・各ダンジョンは3人までしか入れない。

大規模多人数同時参加型と言いつつも、一つのダンジョンに入れるのは3人だけ。これ結構シビアでしたね。

 

・キャラはドット絵

キャラはすべてドット絵で、その選べる数が100種類以上はあったかと思います。
オリジナルっぽいものもあったのですが、その殆どがどこかの漫画やゲームで見かけたキャラをドットでデフォルメしたものとなっています。

覚えている限りで、クラウド(FF7)、スコール(FF8)、セフィロス(FF7)、エドガー(FF6)、ダンテ(デビルメイクライ)など、かなりアウトなキャラクターたちがてんこ盛りで、古き良きアングラなインターネッツな時代でしたね。

因みに、あくまでもそのキャラが選べるというよりは、武器を装備=その職業になるというシステムなので、見た目がクラウドでも、クラウドになったわけではなく、職業:ソルジャーファーストクラスという表記になります。

スコールの武器を装備した場合は、職業がSeeD、エドガーの武器を装備した場合はマシーナリーなど、そんな感じでした。

・進むのは方向キーを一回一回押す

自動でスイスイ進めるわけではなく、上下左右の矢印を一回一回クリックしなくてはいけない仕様なのですが、そこまで苦痛ではなく、当時の僕は、はちゃめちゃに楽しんでいました。


※画像を再現してみました。学生服が僕でリザードマンが敵です。

因みに敵に攻撃する場合も、矢印の方角に攻撃、攻撃は自動でレベル差で与えたダメージと反撃をくらいます。


※文章上では、何故かダメージを受ける側が攻撃したことになる仕様。

少し操作性に難はありますが、トルネコの不思議なダンジョンに近いですね。
因みに全員HP5で、装備品は武器のみ、アイテムは1つまでという鬼難易度!

・死亡した場合、一発ロスト、やり直し

これがきつかった!
当時、何も知らない状況で入って、すぐにPK(プレイヤーキラー)に狩られてを繰り返し大人になっていった気がします。

※死亡した場合は、その場に自分の装備アイテムが置かれてしまう。

†まだまだゼストの魅力がいっぱい†

お世辞にも、ウルティマオンラインと比べてしまうとクオリティが高いとは言えませんが、それでも手作り感のある温かみや無料で遊べ、わかりやすい構造はとても子供心に非常に馴染みドはまりしました。

それにこのゲーム、中々に凄いです。

今のはあくまでもフィールドの話で、それとは別に色々な要素がまだあります。

まず、自分のアジトを作ることができ、そこにアイテムなどをストックできます。
つまりは、キャラクターがロストして、レベルが最初からになっても、たくさんのアイテムがストックでき、すぐに強くて復帰できます。
レベルより、アイテムゲーなところがあり、どれだけ優秀な装備品をストックしていたかで、戦況が変わるゲームでした。

他にも掲示板、酒場(チャットルーム)、闘技場(ここでは負けても、死亡しない)がありました。

体感ですが、100人以上は絶対に遊んでいた気がします。フィールドクリア数ランキング、闘技場ランキング、今でいう限定フェス(限定職業や限定ダンジョンなどが登場)みたいなこともやっていた気がしたんだよな。

とまあ、今回はシステムなどを説明し、次回は僕が行った愚行を自戒を込めて書きますので良かったら見て頂けると幸いです。

‡当時を振り返る‡

いやこれであっていたかな? と朧げな部分もありつつ、キチンと思い出したことに関しては「俺の記憶力スゲーな!」と自画自賛してしまいました。

本当にこのゲームの有識者いないですかね? 結構な盛り上がりだし、今思うと色々なものをどうやって作っていたのかも気になります。
キャラドット絵なんて、一個一個作っていたのですかね?

どうでもいいですが、こんだけ憧れておいて、いまだにMMORPGをやったことがありません。
それどころかオープンワールドもスカイリムぐらいしかやったことありません!

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