セブンレゾンデートル編なんぼ続くんだよ!って話ですが、中二病の痛さのピークだったのでもうちょっとだけ続くのじゃよ。
7つのキャラクターを駆使して楽しくチャットライフを送っていたのですが、徐々にキャラにも変化のようなものが起きてきます。
今回はそう言った記憶を呼び起こします。
†ストッパー光希神†
結局のところ、狼風牙、銀風師以外はフェードアウトしていきます。
何故かっていうと『狼風牙=やってて楽しい』、『銀封師=素だから楽』だからです。
なんですが、唯一生き残った人格がいます。光希神です。
彼には立派な役割があります。
他のキャラが、粗相をしたとき(暴言や失礼な言葉)、一回退出し、光希神で現れます。
そして、
光希神「先ほどは失礼しました。暴走した銀封師は眠らせました……強制的にね。クスッ」
と、『謝罪をしたくないが、相手に謝意を示したい時に登場する男』としての役目を果たします。
なんつうか、お笑いでボケが毒を吐いた時の「おい! なんてこと言うんだ!」ってツッコむ立ち位置の中二病版です。
他にも、光希神で話すときは「クスッ いつも狼風牙が生意気ですいませんね。ですが彼は本当に良い人なんですよ」などを言って、ほかの人の株を上げる役割もあります。
完璧に火消しです。流石光属性。
†中二病の思い出:インターネット編そのⅠ‐ミッドナイトサイバードライブ‐†
を見てもらえればわかりますが、何も成長していない。完全な自作自演ですよわかります。
ただ、以前もこの技を使って痛い目にあっていますが、今回はまだ大丈夫でした(ネットとかそこまで詳しくない人や純粋な人が多かったため、同一人物と思われなかった)
まぁ、そこまで連発していたわけじゃないですからね。
ただ、何かあると「光希神がどうにかしてくれる」という謎の自信があり、結構失礼なこと言っていた気がします。
†ただの銀封師†
銀封師=自分と言えど、最初は結構トガった発言していました!
それこそ『木刀を持って街を練り歩いている』、『キリ(千枚通し)を投げ、敵と戦う』、『一人屋上で飯を食う』などなどの架空の伝説がそこにありました。
ただ徐々にそういう発言も消えていきます。
何故なら、同年代の女の子とチャット上で話していくわけですが、すこぶるウケが悪いのです! 相手ポカーンどころか退出です。
いや、お前は新選組で妖魔と戦い、ドラゴンと会話したりと、人間らしい愛情なんて無縁じゃなかったのかい?と思う人もいるかもしれません。
えっと、不要です!
完璧腑抜けと化していました。
というのも僕はこの当時、好きだった女子(チャット上で)がいて、かなり毎日話していました。
そういう痛い部分見せたくなかったんだろうなぁ。
そうなると当時から痛いってわかってたのかぁ。そっかぁ。
†狼風牙も丸くなっていく†
月日は流れ、最初は口が悪く、トラブルが起きていた狼風牙ですが、徐々に受け入れられていきます。
ケース①
かなこ「こん~つかれた。学校行ってた」
狼風牙「そうか。疲れを癒し、英気を養うのだな……」
ケース②
おもち大爆発「明日仕事行きたくないわ」
狼風牙「ならばもう少し、貴様の戯言に耳を傾けてやろう……好きなだけ語らってやる」
おもち大爆発「ありがとう!」
ケース③
イチハ「ぼく、実は好きな人がいるんですよね」
狼風牙「ここで話して大丈夫か? 秘め事ならば個チャ(1対1)で聞いてやろう……」
なんかただの良い奴になっている!
なんだろう。狼風牙はもとがマイナスだったからなのか、すぐプラスに評価されるのかな。不良が子犬拾う的な。
結果的に怒らせる回数で言ったら銀風師のほうが多かった。
素とはいえ、何気にショタムーブの魔法が抜けていなく、『うっかり失礼なことを笑顔でいう=ショタムーブ』だと思っていた僕は結構、人の地雷を踏むわけです。
で、最終的には狼風牙に「銀風師ってお前の知り合いなの? 殺すって言っとけ」と言われると
狼風牙「……そうか。そいつは良くないが、奴は幼いからな…許してやってくれ」となぜか、ストッパーと化す狼風牙。
狼風牙もそんなこと言い始めるもんだから、光希神の役割が消え、ほぼフェードアウト状態に。
こうして数か月が経ち、あまり香ばしさを出さなくなった銀封師と狼風牙。
ある意味、人としての生を全うしたのかもしれません。
ただ、終わりは突如訪れるのです。
そして、全く受験勉強もしないまま中学3年生になっていくのです。
次回、最終回! セブンレゾンデートルエンド、七つの人格よ。永久(とわ)に……。
‡オマケ:当時を振り返る‡
……ねぇわ!
いや、なんかあるかなって思ったのです。
今、浮かび上がってきた気持ちとしては……
人それぞれ、青春の場所があるかと思います。
特に僕は、大人になると無駄を楽しめず、なにか意味のあることをしてしまいます。
ただ無駄に遊び、ただ無駄に話すということが少なく、そういった部分に触れたとき、とても尊くなってしまうのです。
そういう意味では、この頃なんて無駄しかなかった。
放課後、急いで家に帰り、アニメを見て、夜はチャットをしてずっと話す。気づいたら寝オチなんてこともたくさんありました。
生産性のない時間。ですが、僕にとって無駄しかなかったこの時代、本当に大事にすべき青春のような気がしてならないのです。
こんなクソみたいな記事で思い浮かぶことじゃねぇ!
でも、客観的に当時の僕を見ると、めちゃくちゃ楽しそうだったよなお前って感想しかなく、羨ましさすらあります。
そういう意味では、僕もまた時の歯車の中に取り残された罪人でしかないのかもしれないな……。そうだろ? 狼風牙。
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